矯正

側方拡大とT4A併用による上顎前歯の前方移動

エキスパンション1.jpg 矯正を内に秘めた中高年が増えているが、そのほとんどの方は、煩わしさからあきらめている。ゆっくりでもいいから、目立たなく苦痛の少ないことを望んでいる。
 上顎2番の舌側転位の患者さんに対して、以前はリンガルアーチに補助断線を付けて治療していたが、食事など日常生活にかなり苦労があった。今回、床型エキスパンションを夜間に使用し、日中に1時間ほど筋機能訓練用のT4Aを入れて口唇閉鎖と鼻呼吸、舌運動の練習した。違和感なく治療を続けることができ、実施後3か月ほどでかなり改善した。側方拡大することにより口の中が広くなり、T4Aの効果も相まって前歯も前方へ拡大してきた。その後、床型エキスパンションを中止し、夜間もT4Aへ切り替えた。上下臼歯部の咬合も安定してきた。

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ムーシールドの臨床応用

佐波デンタルフェア 特別講演
講師  柳澤 宗光先生
日時  2011年3月13日(日) 11:30~13:30
会場  金沢流通会館 4Fセミナー会場
定員  80名

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5歳児の反対咬合

5歳児の反対咬合1.jpg 当院では幼児から小学生の食べる機能を支援している。食事の姿勢や食べ方、食形態、口唇閉鎖等々である。その中で、反対咬合ではムーシールド、歯の萌出スペース不足ではT4Kも一つの選択肢として考えている。一番の変化は舌の可動範囲増ではないかと思う。舌が口腔底によどんでいるような反対咬合の幼児に、ムーシールドを2,3ヶ月夜間に装着していると、舌尖が口蓋乳頭部にしっかり当てることができるようになり、舌打ちがうまくできるようになり、前歯部の被蓋が改善してくるようである。飲み物がなくても奥歯でしっかり噛んで食事ができるようになり、唾液の分泌量も増えていく。食事時間も短くなり、発音が明瞭になったり、口呼吸から鼻呼吸の変化もある。

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成人の反対咬合

成人の反対咬合1.jpg 成人の反対咬合は、小さい頃からの食生活やプラークコントロールに影響を与え、虫歯、歯周病さらには歯牙欠損を引き起こしている。咬合のバランスの崩れから顎関節や咀嚼運動にも変化をもたらしている。また、劣等感などの心理的障害や人格形成にも大きな影響を与えている。
 従って、歯牙の欠損や歯周状態、補綴物などの制約に伴う矯正装置の工夫と患者さんのニーズを充分に考慮した治療計画を提案する。そして、それらを説明し、選択・確認してもらい治療をすすめていく。また、予測しがたい口腔内や患者さんの気持ちの変化時にも、現状を伝え、方針の変更を相談し、治療の進め方を再度確認する。

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7歳児の反対咬合

7歳児の反対咬合1.jpg 患者本人と家族に、現在の咬合状態を認識してもらい、下顎前突(反対咬合)の診断(歯槽性か骨格性か、どの程度の中間型か)と、成長発育段階の時期や程度を理解して頂き、治療を開始する。
 今回の症例では、著しい骨格性ではなく、また上顎6番未萌出であり、発育途上であったこと、そして本人や家族の協力が得られたことが、良好な結果に到達したと考えている。

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3歳児の反対咬合

ムーシールド1.jpg 乳歯列期に「被蓋を改善して経過観察」する事を両親に理解してもらい、協力を得て治療を進めることにした。始めは印象も採ることはできなかったが、次第に歯科医院の雰囲気にも慣れ、両親やスタッフの努力の甲斐あって、4ヶ月後には模型を作ることができた。ムーシールドにも慣れ朝まで装着できるようになり、コミュニケーションや意思の疎通が取れるようになった。そして、咬合面に光重合型アイオノマーを添加することにより、左右のバランスが取れるようになり、1年後に正常被蓋になっていった。
  今後、食べる機能の注意(食事時の姿勢や食形態など)と口腔やその周囲の働き(発音、舌体操など)の訓練を続けながら、永久歯交換期まで歯列や咬合の正常な成長発育を見ていきたいと思う。

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下顎前歯がほとんど見えない

 患者さんの訴えをよく聞き、本人の気持ちや感情を理解し、本当は何を求めているのかを適切に受け止める。さらには、口の働きや顎関節の機能を含めた現状や将来のことを説明し、本人も気づかない問題を浮き彫りにする。そして、共に考え、共通理解の世界に立ち、患者さん自身で治療方針を決められるように時間をかけて支援する。

下顎前歯が見えない1.jpg患者  21才女性
初診  平成8年7月31日
主訴  矯正希望
現症  上顎前歯2本が口蓋側に傾斜、挺出し、
    咬合時に下顎前歯がほとんど見えない。

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抜歯予定の隣接歯が位置異常

 抜歯予定の隣接歯に位置異常がある場合には、治療計画と最終のイメージやその過程などの長所、短所をよく相談し、その理解を確認した上で治療を始めなければならない。また、抜歯後の暫間補綴も工夫しなければならない。

患者   36才女性
初診   平成9年2月22日
主訴   右上1番の補綴物のダツリ
現症   右上1番の歯根破折
     右上2番が口蓋側に転位しいる
     右上3番が唇側に転位している

臨床の工夫 1001.jpg   臨床の工夫 1002.jpg

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前歯に隙間ができました

矯正016.jpg患者 8才男性
初診 昭和58年7月20日
主訴 前歯に隙間ができました

経過  レントゲン写真にて正中部に腫瘍や過剰歯などの異常所見は見あたりませんでした。また、側切歯の先天性欠如が確認されました。そして、口の中の状態と治療方針を説明しました。1週間後にブラケットを装着しゴムにて牽引を開始しました。2ヶ月後入れ歯を装着し、経過観察をしました。10年後に固定式のブリッジを装着しました。

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変なところから歯が出てきました

矯正012.jpg患者  13歳女性
初診  1990年6月15日
主訴    変なところから歯が出てきました

経過  診査をして正しい情報を伝え、治療の良い点悪い点を説明し、後日矯正治療を開始します。まず電気メスにて開窓し、ブラケットを接着し、4ヶ月牽引しました。そして、2年間保定し、いい状態が続いています。

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