矯正

上顎1番の逆被蓋がムーシールドにて改善

2015.10.21.A.jpg このような逆被蓋の症例では、リンガルアーチと補助断線にて対応していました。しかし、今回の児童は接触型スポーツを楽しんでいたので、日中における口腔内固定装置の使用を避けることにしました。口腔機能もしっかりしていたので、夜間のムーシールドによる治療法を選択しました。そして、ご家族の協力を得て、食事時の姿勢や食べ方の改善も熱心に取り組みましたので、2ヶ月ほどで被蓋が改善しました。苦痛なく、思い切り活動ができことを非常に喜んでいました。今後も経過観察を行い、見守っていきたいと思います。

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T4Aにより成人の前歯部叢生が改善

 食事の仕方や姿勢の見直しとT4Aの夜間装着が成人の前歯部叢生を改善する。舌側傾斜している歯牙を起こし歯列弓を拡大すると考える。今後、このような症例に選択肢の一つとして活用したい。

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矯正歯科治療で何ができるのか

講 師:くぼた矯正歯科医院院長 窪田 正宏 先生
講演要旨
 最近では歯に矯正装置をつけている人を見かけることが珍しくなくなりました。矯正治療を受ける人が増えた理由として、食生活の変化による顎骨の発育不足や歯列の狭小化、悪習癖による口腔周囲筋の不均衡等により以前よりも歯列や咬合状態の悪い人が多くなったからと考えられています。矯正治療は審美性の改善が主たる目的と考えられがちですが、虫歯や歯周病の予防、咀嚼や発音機能の改善も重要な目的です。また、矯正治療は成人では手遅れと思っている方も少なくありませんが、実は治療対象に年齢制限はありません。今回は症例写真をお見せしながら矯正治療で何ができるのかをわかりやすく解説したいと思います。

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上下前歯の叢生

上下前歯の叢生1.jpg 患者さんの訴えをよく聞き、本人の気持ちや感情を理解し、本当は何を求めているのかを適切に受け止める。さらには、口の働きや顎関節の機能を含めた現状や将来のことを説明し、本人も気づかない問題を浮き彫りにする。そして、共に考え、共通理解の世界に立ち、患者さん自身で治療方針を決められるように時間をかけて支援する。

患者  17才女性
初診  昭和63年7月6日
主訴  矯正希望
現症  上下前歯が叢生となっている

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顎顔面と顎関節の関連性を考慮した外科矯正手術

上木耕一郎の記念講演.JPG 10月27日(土)、金沢エクセルホテル東急にて平成24年度金沢大学医学部歯科口腔外科同窓会総会が行われた。午後5時から山梨大学医学部口腔外科教授に就任した上木耕一郎先生の記念講演。
 外科矯正手術が顎関節部にかかる応力とその方向性を改善することを、剛体ばね理論による応力分布解析によって実証。関節頭のリモデリングや関節円板の位置に好影響を与え、審美性だけではなく機能的にも有効であるとした。
 また、現在骨がなくても、これから骨ができるところにも歯の移動は可能との考えを述べた。

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側方拡大とT4A併用による上顎前歯の前方移動

エキスパンション1.jpg 矯正を内に秘めた中高年が増えているが、そのほとんどの方は、煩わしさからあきらめている。ゆっくりでもいいから、目立たなく苦痛の少ないことを望んでいる。
 上顎2番の舌側転位の患者さんに対して、以前はリンガルアーチに補助断線を付けて治療していたが、食事など日常生活にかなり苦労があった。今回、床型エキスパンションを夜間に使用し、日中に1時間ほど筋機能訓練用のT4Aを入れて口唇閉鎖と鼻呼吸、舌運動の練習した。違和感なく治療を続けることができ、実施後3か月ほどでかなり改善した。側方拡大することにより口の中が広くなり、T4Aの効果も相まって前歯も前方へ拡大してきた。その後、床型エキスパンションを中止し、夜間もT4Aへ切り替えた。上下臼歯部の咬合も安定してきた。

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前歯が「スキッ歯」です。

小学校3年生の娘の前歯が「スキッ歯」です。ほかの歯はまだ乳歯です。このまま放っておいていいのでしょうか?

 乳歯と永久歯の交換する時に、上顎で一番始めに生え替わる上顎中切歯(一番前の歯)2本の間 には、1mmほどの隙間ができています。この隙間は、側切歯(中切歯の隣の歯)が生えてくると閉じるのが普通です。しかし、余分な歯(過剰歯)や上唇の内側のヒダ(上唇小帯)が大きすぎる時などには、開いたままになってしまうこともありますので、歯科医院で診てもらいましょう。

 また、反対に交換時期に乳歯が全く隙間無く揃っている状態ですと、乳歯より大きい永久歯はジグザグになったり、ねじれて生えてきたりします。

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下顎前歯がほとんど見えない

 患者さんの訴えをよく聞き、本人の気持ちや感情を理解し、本当は何を求めているのかを適切に受け止める。さらには、口の働きや顎関節の機能を含めた現状や将来のことを説明し、本人も気づかない問題を浮き彫りにする。そして、共に考え、共通理解の世界に立ち、患者さん自身で治療方針を決められるように時間をかけて支援する。

下顎前歯が見えない1.jpg患者  21才女性
初診  平成8年7月31日
主訴  矯正希望
現症  上顎前歯2本が口蓋側に傾斜、挺出し、
    咬合時に下顎前歯がほとんど見えない。

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抜歯予定の隣接歯が位置異常

 抜歯予定の隣接歯に位置異常がある場合には、治療計画と最終のイメージやその過程などの長所、短所をよく相談し、その理解を確認した上で治療を始めなければならない。また、抜歯後の暫間補綴も工夫しなければならない。

患者   36才女性
初診   平成9年2月22日
主訴   右上1番の補綴物のダツリ
現症   右上1番の歯根破折
     右上2番が口蓋側に転位しいる
     右上3番が唇側に転位している

臨床の工夫 1001.jpg   臨床の工夫 1002.jpg

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前歯に隙間ができました

矯正016.jpg患者 8才男性
初診 昭和58年7月20日
主訴 前歯に隙間ができました

経過  レントゲン写真にて正中部に腫瘍や過剰歯などの異常所見は見あたりませんでした。また、側切歯の先天性欠如が確認されました。そして、口の中の状態と治療方針を説明しました。1週間後にブラケットを装着しゴムにて牽引を開始しました。2ヶ月後入れ歯を装着し、経過観察をしました。10年後に固定式のブリッジを装着しました。

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