差別や偏見のない医療

認知症の人と人権~当事者主権の認知症~

<社会保障ゼミナール>
日時 3月8日(火)19時30分~21時頃
場所 保険医協会会議室
報告者 西川忠之先生「認知症を生きる人からみた地域包括ケア」
    大川義弘先生「認知症になった私が伝えたいこと(書籍より)」
アドバイザー 井上英夫先生(金沢大学名誉教授)
※西川先生と大川先生の報告 各20分~30分ほど
※質疑応答、ディスカッション、5月29日に開く社会保障セミナーにつなげるための議論等など

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社会保障制度の出発点と岐路

1950年の社会保障制度審議会の勧告.JPG第40回定期総会 記念講演
社会保障・税一体改革と次期診療報酬改定のゆくえ
-プログラム法の危険な本質-
講師 工藤浩司(石川県保険医協会事務局長)

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自院でできる障がい者歯科

講師  ひまわり歯科医院 院長 井東竜彦先生
とき 2011年6月18日(土)午後7時~9時
ところ 金沢都ホテル
対象  保険医協会会員医療機関の歯科医師、歯科衛生士等(定員先着50名)
参加費 無料
主催  石川県保険医協会歯科部
申込み FAX076(231)5156
参加者には「医療安全管理研修」の修了証を発行します

メモ
 久しぶりに生き生きした若き歯科医の講演でした。医療現場に生き甲斐を持ち、診療に熱意があふれていました。とことん障害者の人権を守る姿勢に心打たれました。

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社会的健康格差を正す

第37回定期総会 記念講演
講師  近藤克則氏(日本福祉大学 社会福祉学部教授)
 http://mihama-w3.n-fukushi.ac.jp/ins/kkondo/index.html
日時  2011年3月12日(土)午後7時~9時
会場  金沢都ホテル
参加費 無料
主催  石川県保険医協会
参加申込み 電話(076-222-5373)またはFAX(076-231-5156)
定期総会 午後6時~7時

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DV被害者の歯科治療

 治療計画などに特別な変更はないが、治療環境には少し配慮が必要に思う。特に今回は所在の漏洩に細心の注意を払った。また、精神的なダメージやアップダウンをスタッフと共に理解し、他病院への連携にも心を注いだ。

DV防止法施行に伴う医療機関の役割
http://www.kojimashika.net/2009/10/post-379.html
精神医学の進歩
http://www.kojimashika.net/2009/09/post-376.html

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It`s now or never

薬害C型肝炎と向き合って
福田衣里子・古賀克重・有富朋礼著
書肆侃侃房
2008年11月13日発行
1500円

 20歳の時、「C型肝炎ウイルスに感染して、20年経過している」と知らされた筆者が生い立ちからを振り返った1冊である。いつも、何か行き詰まったり、悩んだ時、手帳の片隅に書いている「It`s now or never(今しかない)」が勇気を与える。
 避けることが可能だったのに、リスクを知りながらも使われ続けた薬による被害者とその周りの人たちの葛藤が心に伝わる。夢、希望、可能性、選択肢を今とこれからも持ち続けて欲しい。
 後半の弁護士 古賀克重の「薬害肝炎訴訟~その闘いの経緯~」と医師 有富朋礼の「C型肝炎について知っておきたいこと」も一読を。

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福田衣里子衆議院議員

福田衣里子.JPG 講演は一口の水も含まず、90分間原稿を見ることなく切々と語られた。
 小さな頃から活発な少女は、大学1年時に休学して3ヶ月間のヨーロッパ一人旅へ。帰国後、生後まもなく使用された止血剤によるC型肝炎であることを知らされ、人生が一変する。つらいインターフェロン治療を諦めずに前向きに受け、3年後完治する。
 それでも、偶然参加した講演会をきっかけに、治療を受けられない、肝炎であることも知らない多くの人々のために、そして多くの人に事実を知ってもらうために原告団の一員となった。実名の公表が自分だけが治った罪悪感を解き放ち、心の回復をもたらした。成れなかった人の分まで、できる立場の人ができることをするという一念で取り組む姿勢に心を打たれる。しかし、アメリカで発売禁止になった事実を知りながら、その血液製剤を日本へ輸出した製薬会社(その当時の責任者)、日本での使用を許可した厚労省官僚(誰が許可したのかが明確でないシステム)に憤りを感じる。
 講演後の懇親会でも彼女の信念に感動する。著書2冊を購入する。自分も人として、歯科医師として精一杯生きようと思った。

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脳性麻痺患者さんへの支援

他職種との連携.JPG 自宅で療養している脳性麻痺患者さんに対して口腔内の様々な問題や相談に対応すると共に、歯科衛生士による口腔ケア、リハビリの実施と家族、他職種への指導を行った。また、多くの人たちと協力し、互いに学び合うことができた。

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新型インフルエンザの被害を少なくするために

 新型インフルエンザの対策の基本的考え方は、撲滅ではなく、感染拡大時期を遅らせ、感染数ピークを抑制することであり、それにより社会的混乱をさけ、秩序を維持することである。そのためには、基礎体力増進・基礎疾患治療や咳エチケット・マスク・手洗いなどの感染対策、ワクチンによる感染者数の広範囲な抑制、迅速診断・抗ウイルス薬による治療を総合的に考えることが重要である。そして、呼吸管理・抗菌薬の合併症対策や感染拡大防止策と私権制限との兼ね合いも考える必要がある。また、先行するマスコミ報道と現実とのギャップによる混乱、差別や偏見、風評被害など社会生活に及ぼす影響も考えておかなければならない。どちらにしても、机上で考えられる様々な可能性に対する対策よりも、現場の現状を評価・把握した上での対策が必要である。
 しかし、現実には、新型インフルエンザ・ワクチンに関する関係法令、通知、事務連絡が次々に出され、保健所は膨大なその事務処理に追われ、医療機関や国民は情報が混乱し対応に苦慮している。

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引きこもり患者訪問診療の実際

 津幡保健所保健師より引きこもりの方を訪問診療して欲しいとの依頼がある。対人恐怖症のため約10年引きこもりが続いている。時々歯肉が腫れ抗生剤を内服している。数人の歯科医にお願いしたが、誰一人家の中に入れてもらえなかった。ただ心療内科の先生が一人訪問したことがあり、投薬を受けていることが分かった。早速その先生と連絡を取り、電話にて声を覚えてもらうことと仰向けの姿勢にさせないことや後ろに立たないこと、目を合わさないことが大切とのアドバイスを受ける。まず、電話をかけて患者本人から口の中の様子などを数回に分けて聞く。声だけでは恐怖心は起きないようである。

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