2015年4月 8日

歯科医師が「口から食べる楽しみの支援」に関われる仕組みを

 4月から介護報酬が改定された。
 基本的な視点のひとつに「口腔・栄養管理に係る取組の充実」があり、「施設等入所者が認知機能や摂食・嚥下機能の低下等により食事の経口摂取が困難となっても、自分の口から食べる楽しみを得られるよう、多職種による支援の充実を図る」とされている。しかし、介護保険施設(特養、老健、介護療養型等)が算定する経口維持加算Ⅰ・Ⅱと療養食加算は引き下げられた。

 そして、口腔衛生管理体制加算・口腔衛生管理加算は名称のみ変更にとどまり、その内容は変わらなかった。今次改定でも、入所者の適切な口腔衛生管理の普及を推進するために施設への加算となっている。しかし、要件となっている口腔ケアに係る技術的助言および指導を行う歯科医師・歯科衛生士に対する評価がなされていないことは大きな問題である。当院でも施設に対して行わざるを得ない状況である。
 加算のマイナス改定自体も問題であるが、それ以上に、歯科医師が「口から食べる楽しみの支援」に関わりを持てるような仕組みと、それに対する適切な評価がなされる制度(連携パスのシステム)の構築を強く求める。

参考に 平成27年度介護報酬改定に関する歯科分野のパブリックコメント
http://www.kojimashika.net/2015/02/post-1126.html

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