2013年2月 2日

訪問先にて抜髄処置

ポータブルX線装置.JPG 1月28日内灘温泉保養館事務より歯が痛い入居者がいるので診て欲しいとの連絡が入る。歯に大きな穴があいているなどの情報と全身疾患や内服薬、心身やADLの状況などを記入した調査票を入手する。河北歯科医師会から、ポータブルX線装置とポータブルユニットを借りる。
訪問歯科診療調査票 No.2.doc 

ポータブルユニット http://www.kojimashika.net/2012/06/post-879.html

 30日に訪問し、主訴と全身状態の確認後、口腔内診査と持参したポータブルX線装置による左上3,4番の撮影を行う。そして、治療計画の概要を本人、家族、担当看護師に説明する。電源と手洗いの位置を含めた、提供される診療場所の下見と実際に使用するリクライニング車椅子での治療体勢のシミュレーションを行う。帰院後、90分の治療時間を確保するために予約変更を行い、必要な機材、器具と薬剤の準備を整える。
リクライニング車椅子で診療.JPG 翌31日朝9時から、フル装備を持参して、2人の歯科衛生士と共に訪問する。先ず、ポータブルユニットのセッティングと機材、器具、薬品などの配置をする。患者さんを向入れ、車椅子の背もたれを倒して仰臥位状態にする。そして、ライト、バキューム、スイッチ類の切り替え、器具の受け渡し介助などの役割分担と3人の相互位置関係も調整する。リクライニングを起こして、コップとうがい受け容器でうがいができるかを確認する。
 いよいよ、左上3,4番の抜髄処置を開始。浸潤麻酔後、患者さんの呼吸と嚥下のタイミングを診ながら、時々休憩しながら、3人の心を合わせて歯牙を切削する。慣れた体勢や視野、明るさと違って、根管口がなかなか見つからず、根管の方向も分かりにくかった。それでも1時間ほどで処置が完了した。非常に疲れたが、清々しかった。担当看護師に今日の処置内容と今後の注意事項や予定をお話しして帰院する。待合室には数人が来院していた。
 翌1日に痛みがないことを電話で確認し、4日にお伺いすることを伝えた。
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