2012年8月10日

細菌カウンタ

 8月9日(木)9時30分から12時30分まで、パナソニック ヘルスケア株式会社桜庭 理浩氏を招いて研修会を開いた。
 まず、細菌数測定装置(細菌カウンタ)の原理、培養法などと比較した信頼性と、臨床応用について説明を受けた。誘電泳動で細菌が電極に雪の結晶のように集まってくる様子を映像で確認し、そのことによる電気抵抗値の変化を検体1mlの細菌濃度に換算していることを理解した。口腔内の様々な単独や2種混合の細菌を用いて、培養法との相関を実証し、この器機の信頼性この器機の信頼性を深めた。カンジダ菌ではサイズが大きいため多少の誤差がでることや多少の血液混入ではほとんど影響を受けないこと、口腔内が乾燥していると細菌数が少なく表示されることも分かった。臨床応用では、1分間で客観的に評価が分かることが最大のメリットである。口腔ケア介入の効果、気管内挿管時と抜管時や非経口摂取と経口摂取時の総菌数の変化などなど。また、細菌カウンタの総菌数と舌苔の量や誤嚥性肺炎、炎症マーカーCRPとの関連も示唆された。

 次に、細菌カウンタを用いた細菌数評価の実習を行った。舌背部のサンプル採取を、清掃前、歯ブラシによる清掃と水でのうがい後、口腔清掃シート使用後、洗口剤使用後に行い、細菌カウンタで測定した。それぞれの結果は、順にレベル5で1.90×107、レベル5で1.44×107、レベル4で5.67×106、レベル3で1.22×106となった。洗口剤によるうがいの効果にびっくりした。サンプル採取を一定に保つための決め手は、採取圧を20グラムに固定できる定圧採取器具の開発だったと思う。
 高齢者や障害者、周術期の口腔ケア時と定期検診時に、これから細菌カウンタを利用する機会が増えていくように思う。

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第86回研修会
 日時 2012年8月9日<木>9:30-12:00    
  講師 パナソニック ヘルスケア株式会社 桜庭 理浩
 内容 細菌数測定装置(細菌カウンタ)の説明と観察実習
    http://www.kojimashika.net/2012/05/post-870.html
     細菌数計測のメカニズムと研究報告および活用法
   *口腔内カメラと位相差顕微鏡の実習も合わせて行います
 場所 小島歯科医院
 定員 10名
 受講料 3000円

実習予定
口腔清掃前後の細菌数がどのように変化するかを観察します
①口腔清掃前、部位別測定 
②口腔清掃後、普段の清掃 ※歯ブラシや歯みがきなど用いて
③口腔清掃シートの使用後
 測定時に位相差顕微鏡、カメラ撮影も行います
詳細は 細菌カウンタ実習シート.xls

 *参加者は歯ブラシなど普段ご使用の清掃用具をご持参ください。

申込みは、電話またはメールでお願いします。

             スタディグル-プ 健口家族
                  代表 小島登
                         920-0273
            河北郡内灘町アカシア2-5
                        TEL  076-238-1388         
                        E-mail   akashia@joy.ocn.ne.jp                          

 

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