2012年7月20日

明快!総義歯づくり

第24回なんでも学術!なんでも回答?よろず勉強会
・・・・・日ごろの疑問の解決のために・・・・・
●医科会員のための歯科講座●
講 師:つだ歯科医院院長 津田謹誠先生
と き:2012年7月19日(木)午後7時15分~午後8時45分
ところ:近江町交流プラザ4階「研修室1」
      ※駐車場は近江町いちば館併設の駐車場へ(無料)
対 象:保険医協会会員(参加は無料、定員は先着30人とさせていただきます)
申込み:7月12日まで(講師の先生への質問がある場合は、7月6日まで)に
主 催:石川県保険医協会/学術・保険部 よろず歯科(総義歯づくり).pdf

メモ
1.義歯製作過程の実演
  ①印象
      一次印象:アルジネート印象材を硬く練り、水をかけ、山盛りで採る
   本印象:印象面をバーナーで焼き、接着剤を塗布後軟らかいアルジネートで採る
  ②模型
   上顎結節、内斜線下部のアンダーカットをブロックアウト
  ③義歯床の大きさ
   上顎は蝋堤を作り、下顎は咬合床のみ
   上顎:上顎結節部の豊隆が強い時には短く、なだらかなときには長く
   下顎:咬合床が浮き上がらない大きさ(下口唇を持ち上げても)
  *下顎7番部を指で押さえて咬合床が動くときは7番を排列しない
  ④咬合採得
   義歯製作で水平的顎位が一番大切  正中を合わせる
  *低い位置で軟らかいワックスを咬合床に置いて、咬ませるのではなく、
    患者さんにはそーっと合わせて下さいと言う
   咬合高径は身長から導き出し、スペースデバイダーで確かめる
    身長170cm A上顎22mm下顎16mm
    身長160cm B20mm 14,5mm 
    身長150cm C18mm 13.1mm
  ⑤試適(患者さんには仮縫いと表現)
   *咬合時に1番や4番に置いた指に突き上げ感がない
   *下顎前歯が床縁より内側に
  ⑥装着
2.咬めないと訴えてきたら、軟パラ法で確認し、咬合器に装着してみる

<抄録>
医科会員のための歯科講座 ~ またまた「歯科」のテーマです~
 「入れ歯」は高齢者をはじめ歯を失った人にとっては、日常生活を送るうえで大切な体の一部となります。しかし、先生方のところに来られる患者さんのなかにも、入れ歯が合わない、すぐに外れる、痛い、話にくい、食べづらいなどの悩みを抱えていらっしゃる方が多いことと思います。入れ歯が合わないがためにすぐに外してしまったり、よく噛まずに飲みこむとで、咀嚼機能の低下や、胃に負担がかかり消化器系の疾患につながるなど、新たな疾患の引き金になることもあります。
 では、自分に合った入れ歯とはどのようなものでしょうか?「高すぎず、大きくもなく、真ん中を、バランス良くが歯合わせの道」(塩田博文歯科院長・塩田博文先生)とは、義歯製作における私の師匠の言葉です。今回のよろず勉強会では、種類や費用も様々である入れ歯のサンプルに触れていただきながら、私が実践している入れ歯づくりの極意を、わかりやすくお伝えしたいと思います。
 医科の先生方の多くのご参加をお待ちしています。

下記にご記入いただき、お申し込みください。(別紙利用可)
電 話:076(222)5373 / FAX:076(231)5156
◆参加申込
①医療機関名:         
②会員ご氏名:
③講師の先生に聞きたいこと(7月6日まで):

報道記事
第二十四回「なんでも学術!なんでも回答?よろず勉強会」
明快!総義歯づくり
     理事 小川滋彦(金沢市・内科)
 七月十九日(木)「よろず勉強会」の第二十四回が開催され、津田謹誠先生(津田歯科医院院長)に「明快!総義歯づくり」と題してご講演いただきました。二回に一回は医科会員のための歯科講座として、医科の先生方に歯科の基本的知識を理解していただこうという趣旨で始まった当シリーズですが、参加者十六名の半数以上を歯科会員が占めるという、このテーマの関心の高さが伺われました。
 まず、参加者を前方の机に集めて、入れ歯作成の実演を見せていただきました。一.印象、二.咬合採得、三.試適、四.装着の四つのプロセスから成る行程のうち、第二段階の咬合採得の時に中心線を合わせる水平的顎位をしっかりやることによって、通常、三十分以上かかる最後の装着を二分でやってのけるのが、津田先生の極意だそうで、同業の先生方も熱心にメモをとっておられました。きっと大変マニアックな内容だったのでしょうが、私ども医科にも何となく分かったような気分にさせてくれるのが、名講義たる所以だと思いました。講師が師匠と仰ぐ塩田義塾の塩田博文先生の「高すぎず、大きくもなく、真ん中を、バランス良くが歯合わせの道」の教えは、入れ歯だけではなく、人としての道でもあるように感じたのは筆者だけではないでしょう。
 入れ歯は合わないのが当たり前ではなく、良い入れ歯と悪い入れ歯があるんだ、ということを知ったことは、当たり前ではありますが、驚きでした。このように、素朴な疑問や無知の知(?)を暴露しても良いのが、「よろず勉強会」の最大の美点です。ぜひ、皆さまもご参加ください。
さて、次回は九月二日(日)、会場を能登演劇堂に移して、吉村光弘先生(金沢医療センター内科系診療部長)による「見逃してはいけない!こんな重症患者が歩いてくる」他がテーマです。お待ちしております。


これまでの医科会員のための歯科講座
22回 インプラント講座(医科の先生のために)
 http://www.kojimashika.net/2012/02/post-797.html
20回 カリオロジー(う蝕の科学)について
 http://www.kojimashika.net/2011/09/post-759.html
よろず勉強会in能登
 http://www.kojimashika.net/2011/07/in.html
17回 歯科訪問診療 ― 私の取組みと今後の展望
 http://www.kojimashika.net/2011/05/post-686.html
15回 医科・歯科関連疾患について
 http://www.kojimashika.net/2011/03/post-654.html
13回 歯周病に対する当院の考え方
 http://www.kojimashika.net/2010/09/post-585.html

 

このカテゴリの他の記事

ページの先頭へ戻る