2009年9月12日

第6回食育講演会

離乳の支援 ~「もの」から「人」へ 「教える」から「支える」へ~
講師 石川県健康福祉部少子化対策監室 濱口優子氏
とき:2009年11月7日(土)午後6時半~8時半
ところ:石川県地場産業振興センター新館第12研修室(定員100人)
対象:医師、歯科医師、会員医療機関のスタッフ、食育関連職種の方など
参加費:無料
主催:石川県保険医協会食育プロジェクト

                    報告者 不島 健持 (金沢市開業・歯科)
11月7日、石川県地場産業振興センターにおいて、石川県健康福祉部少子化対策監室の濱口優子先生をお招きし、『「離乳の支援」~「もの」から「人」へ、「教える」から「支える」へ~』というタイトルで第6回食育講演会を開催した。近年様々な分野において関心の高い食育関連の講演とあってか、歯科医師、歯科衛生士の他に看護師、助産師、言語聴覚士、保育士、調理師など様々な職種の方から66人のご参加をいただいた。
ご講演要旨は、1.「食」の支援の考え方が変わった! 2.お母さんの悩みってどんなこと? 3.今どきの授乳・離乳最新情報 4.離乳期の食のポイント ~一人一人の発達を支援~ 5.口腔機能の発達と食の支援 6.「食」の支援は「子育て支援」であり、以下のご説明をいただいた。
「食」の支援の考え方の変化として、給食に関し、平成15年の「健康増進法」の施行により給食が集団から個々人の年齢や栄養状態などを考慮し提供されるようになった。そして、平成16年「保育所における食を通じた子供の健全育成(いわゆる「食育」)に関する取り組みの推進について」、平成17年「食育基本法」、平成21年「保育所保育指針の改定について」により、食育は生きる上での基本であり知育・徳育・体育の基礎であるとし、食育の推進にあたり「教える」のではなく「支える」という方向性が打ち出された。このような背景の中、平成19年「授乳・離乳の支援ガイド」が「『もの』から『人』へ」と「『教える』から『支える』へ」を基本として作成された。子育てにおいて母親の不安は授乳、離乳に関わることが多く、その不安を解消し母親が自信を持って地域の中で楽しく子育てができることを支援するため、口腔機能の発達や授乳と離乳についての正しい情報を分かり易く理論的に説明することが大切である。「食べる」ことは学習であり、効率よく学ぶ教材が離乳食であり、離乳を通し、食べ方、飲み方の発達を育む支援、お母さん自身の体験を支援することが求められる。
ご講演後、歯科関係はもとより医師、言語聴覚士、保育士の方々よりご質問をいただき、活発な討論が交わされた。また、講師の先生自らご用意いただいた離乳食を試食する機会を得、離乳の進め方に関しより理解を深めることができた。
今回、管理栄養士という立場から行政サイドでご活躍の先生のご講演を賜り、共感を覚えるばかりでなく、新たに認識させられたことが多かった。食育活動の必要性を再認識するとともに、その充実のため各関連分野の交流が求められると感じた。

抄録

 お口の摂食機能は、乳幼児期において哺乳から大人の食べ方へと劇的に変化します。中でも離乳期間は、生後5ケ月頃よりほんの1年ほどの間に、唇、舌、アゴの複雑な運動を発達させ、摂食、嚥下、発音などの機能を習得する大切な時期です。お口の機能が未成熟ですと、アゴの発育や咬み合わせの不正を招くことが指摘されており、ひいては全身の発育に影響するものと考えられます。このような観点から、乳幼児期における口腔機能の正しい発育に関する啓蒙、離乳期における口腔機能の習熟の支援、などは我々歯科医にとって重要な社会的責務と考えております。
 以前より、歯科からの食育活動として、食育講演会を開催してきました。第6回目となる今回は、離乳期における摂食支援を、管理栄養士という立場から積極的に行っている濱口先生をお迎えし、ご講演を賜ります。実際の現場での食育活動に基づく先生のご講演は、大変楽しく会員の皆様に益すること大と確信しております。
 今年3月に同講師にミニ講演を依頼し、好評のため再講演をお願いした企画です。たくさんのご参加お待ちしております。
ミニ講演 離乳の支援http://www.kojimashika.net/2009/03/post-250.html

【講演内容】
1.「食」の支援の考え方が変わった!
2.お母さんの悩みってどんなこと?
3.今どきの授乳・離乳最新情報
4.離乳期の食のポイント ~一人一人の発達を支援~
5.口腔機能の発達と食の支援
6.「食」の支援は「子育て支援」

○講師プロフィール
S57.3 県立七尾高等学校卒
S61.3 同志社女子大学家政学部食物学科管理栄養士専攻卒
S61.4~ 石川県職員(管理栄養士)
      七尾保健所・羽咋保健所・輪島保健所等勤務
H10.4~ 石川県健康福祉部健康推進課
H14.4~ 能登中部保健福祉センター羽咋地域センター
H18.4~ 石川県健康福祉部子ども政策課
H19.4~ 石川県健康福祉部少子化対策監室子育て支援課
H21.4~ 石川県健康福祉部少子化対策監室

● 保育所や放課後児童クラブ、児童養護施設等子どもが育つ場所での食育として、子どもが主役の体験型食育を地域に普及し、子どもの生きる力をはぐくむという視点で食育活動に取り組んでいる。

※参加申込書には以下を記載してください。
■医療機関・団体名
■参加者名(職種)
■電話番号

○● 申込方法●○
次のいずれかの方法でお申込みください。
①裏面の申込書に必要事項を記入の上、Fax送信
②必要事項を明記した電子メールを下のアドレス宛てに送信
③電話による申込み
〒920-0902 石川県金沢市尾張町2-8-23 太陽生命金沢ビル8階
電話: 076(222)5373 Fax : 076(231)5156 Email : iskw_ono@doc-net.or.jp

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