2009年7月29日

歯の移植

 自家歯牙移植には、歯根吸収という問題があったが、歯根膜の未分化間葉細胞を意識することにより予知性が高くなり、臨床的手段の一つとして提案できるようになった。可撤式義歯、遊離端ブリッジ、矯正的歯牙移動、インプラントなどと比較して、利点欠点をよく考えて適応症を選択する。そして、セメント質や歯根膜の保護に加えて、ある程度の咬合力や咀嚼力と術前術後の良好な口腔清掃状態が必要であり、移植歯の据わりのいい位置になるまで待ってから補綴することも大切である。

患者 31歳女性
初診 1992年10月6日
主訴 右下6番の虫歯の治療
現症 右下6番は保存不能
   口腔内全体に歯肉の状態、プラークコントロールともには良好
治療計画 右下6番抜歯時に左上8番を移植する治療方法を提案する

経過
10/6 歯周組織検査などを行い治療計画を説明する

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10/8 赤染めによる口腔清掃状態のチェックおよびブラッシング指導
10/14 右下6番抜歯時に左上8番を移植する
10/21 移植歯に多少の動揺はあるものの特に異常なし
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11/30 右下5番の感染根管処置を開始
12/14 移植歯と右下5番にメタルコアを装着
93年
2/22  移植歯周囲の歯槽骨や歯周組織の状態を確認し、ブリッジの印象採得
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12/24  移植歯周囲の歯槽骨や歯周組織の状態は良好
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移植8.jpg  移植歯の近心歯槽骨は非常によくなる

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