2008年12月18日

食育と虫歯予防

子育て支援センター.jpg  食べることに欠かせない歯の健康について

日時  2009年1月28日(水)11:00~12:00
場所  子育て支援センター・カンガルーム内灘
                           TEL 076-238-3233
講師  石川県河北郡内灘町 小島歯科医院 
              院長 小島 登

内容  1.虫歯とミュータンス菌や唾液の力との関係
        2.食べる機能を引き出すための離乳食や幼児食の進め方

子育て支援センター5.JPG    子育て支援センター6.JPG

 1月28日(水)11時から12時まで、子育て支援センター・カンガルーム内灘にて、準備したレジュメ、パソコンのイラストや写真を見ながら「食育と虫歯予防について」を解説した。0から2歳児の子どもとそのお母さん約25組、昨年の2倍以上の参加があった。
 まず、虫歯とミュータンス菌や唾液の力との関係やそのリスクが調べられることをお話しした。ミュータンス菌は、母親から1~4歳児の口へ感染することが多いから、虫歯の経験が多いお母さんは子供の食生活にできるだけ注意をする。歯表面プラークが酸性になったときに脱灰し、唾液によって中和されると再び石灰化する。したがって、食べ物の摂取にメリハリをつけることと寝る前にできるだけ食べないことが重要である。そして、アメやジュース等の付き合い方やフッ素の使い方にも触れた。小さい頃から歯ブラシの習慣をつけることや仕上げ磨きの時に痛がらないように上唇小帯を指でカバーすることを付け加えた。また、虫歯かどうか判断に困る歯には、レーザーう蝕診断器を利用して、削らなくてはならないか経過観察するかを調べる。

 次に、上口唇が山形になっていたり、頤部に緊張した皺があったり、舌が細かったり、舌側縁に歯の痕が付いていたり、歯の生え替わり時期にスペースが不足していたりする形態的に問題がある幼児が目に付くようになったことや、最近、保育現場などから「噛まない子」「噛めない子」や「なかなか飲み込まない子」というような機能的に問題ある報告も増えてきていることを話した。これらの大部分は、離乳期に原因がある咀嚼発達障害と考えている。

 離乳食の進め方には、食べる機能を引き出すために「どのようにして」食べるかという視点と、唇や舌の動きをよく見ながら、あわてないでステップをゆっくりと踏んでいくことが大切である。特に、下口唇がスイッチで、上口唇が1回量を決めることを学び、唇を閉じることを確認して食べることを強調した。そして、目と手と口の協調運動を学べる手づかみ食べや、スプーンやフォーク、箸の使い始める時期についてもお話しした。

 参加者から数多くの質問があり、関心の高さが伺えた。また、講演が終わってから、「もう少し早く聞きたかった」「飲み物を飲まないで食事するわ」「目から鱗だったわ」等の感想があった。お弁当を食べながら早速実践している親子のグループもいた。

このカテゴリの他の記事

ページの先頭へ戻る