2008年8月27日

虫歯のなりやすさに応じた提案

 唾液を調べると虫歯のなりやすさが分かるようになりました。少し工夫しますと、脱灰している(白くなっている)歯もきれいな歯(再石灰化)になります。検査結果に基づいて、それぞれの患者さんに応じたできるだけ負担の少ない方法を提案し、どんな優先順位を付けるのかカウンセリングし、優先順位を選択してもらいます。

ミュータンス菌の数が多い場合
1. アメ、清涼飲料など糖濃度の高い食品飲食を避け、水、お茶、牛乳に変えます
2. 哺乳ビンでジュース、イオン飲料、乳酸飲料を飲ませません
    (特に飲みながら眠らせません)
3. 母乳も基本的には1才すぎたら断乳し、甘いものをなるべく早くに教えません
4. 1歳から4歳まで、口から口への母子感染に注意する
5. 間食は1日1回にし、だらだらと食べません
6. 乳臼歯及び第一大臼歯萌出時は特に甘いものを避けます
7. 朝と就寝前にフッ化物を使用します
8. キシリトールガムを食後に味がなくなってからも5分間咬みます
9. 洗口剤(クロロヘキシジン)とフッ化第一スズを使用します
10. 食後のブラッシングやフロッシングを徹底します
11. むし歯の好発部位である歯の咬合面の裂溝や隣接面(歯と歯の間)のプラークコントロールが必要です
       
ラクトバチラス菌の数が多い場合
1. カリエス処置を行います
2. 不適合修復物を除去し、精度がよく清掃しやすい形態の修復物に変える
3. 糖濃度の高い物を飲まない(少しずつ小分けにするよりも一度に飲む方がよい)
4. 甘いお菓子などどうしても食べたい時は食後のデザートの形で少量摂ります
5. 缶コーヒーよりも自分で砂糖を入れて飲むコーヒーに変えて砂糖の量を意識する6. 食後のブラッシング、フロッシングを徹底します
7. 哺乳ビンを用いません

唾液の緩衝能が低い場合
1. 夕食後には、絶対食べません
2. 三度の食事をしっかりとり、食べる食べないのリズムをつけます
3. 唾液の分泌を促進するために食事は飲み物を飲まないでよく噛んで食べます
4. 就寝前に必ずフッ化物を使用し、再石灰化を促進します
     (上顎前歯と下顎すべての歯の唇側頬側では、唾液の流れの悪いために虫歯になりやすいですが、フッ素の効果が高いです)
5. キシリトールガムを食後に味がなくなってからも5分間咬みます
6. 糖濃度の高い食品の飲食を避けます

唾液分泌量が少ない場合
1. 夕食後、特に就寝前2時間は飲食を絶対しない
            (唾液量が0.7ml/分を超えれば1時間)
2. 三度の食事をしっかりとり、食べる食べないのリズムをつけます
3. 唾液の分泌を促進するために食事は飲み物を飲まないでよくかんで食べます
4. 常用している薬剤が唾液の分泌を抑制していないか調べる
5. 就寝前に必ずフッ化物を使用し、再石灰化を促進します
     (上顎前歯と下顎すべての歯の唇側頬側では、唾液の流れの悪いためにフッ素の効果が高いです)
6. キシリトールガムを食後に味がなくなってからも5分間咬みます
7. 砂糖を多く含む飲食物の摂取を避ける
8. 食後のブラッシング、フロッシングを徹底します

 

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