2008年8月19日

虫歯予防の考え方

 虫歯を削って詰める修理より、原因を見つけて生活改善を目指す予防を優先します。先ず、よく話を聞き、本人やご家族の気持ちを理解し、本当のニーズを確認します。また、科学的な異常(疾患)でありませんが、これからどうなるのだろうかと思う不安(病気)にも取り組みます。そして、原因と結果に対する正確な情報を伝え、患者さんのリスクに応じたできるだけ負担の少ない方法を提案し、治療の良い点、悪い点を事前に説明します。それから、医療者側から見た最高の押しつけではなく、患者さんの気持ちを大切にし、治療や生活行動にどんな優先順位を付けるのかカウンセリングし、優先順位を選択してもらいます。

「カリエスリスクコントロール療法」とは、高い齲蝕リスクが疑われる患者について、食習慣や齲蝕経験をはじめ必要に応じて唾液量の検査、齲蝕原性菌量、唾液の緩衝能などをもとに、その患者の齲蝕罹患リスクを判定し、患者とともにリスクコントロールプログラムをつくって再石灰化処置を行い、-定期間をおいて再評価と再石灰化処置をする齲窩発症前の一連のリスクコントロール療法です。実質的に、齲窩ができる前の患者の発症前治療と定期管理を行う療法です。

 

 酸を塗ってある黄色の試験紙上に唾液を置いて唾液の緩衝能(酸を中和する力)を調べている。5分間で青くなれば唾液の力は強いが、周りに黄色が残っていると少し弱い。ほとんど青くならないと、虫歯になるリスクが高くいろいろな注意が必要になる。

 

       唾液の緩衝能1.JPG          唾液の緩衝能2.JPG

    

   白く脱灰したところも、患者さん自身の努力とフッ素やMIペーストの利用により再石灰化を目指しています。また、定期健診と専門的なクリーニングを継続します。

 

   脱灰.JPG

 

 

 

 

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