噛む力を育てるポイント

お口の働きを育てましょう

 最近、保育現場や小学校から「飲み物を用意しないと食べられない」「給食時間内に食べられない」「クチャクチャ音を立てて食べる」「イカのリングやパンの耳が食べられない」など多くの相談があります。
 また、小学校の歯科健診でも、歯と歯の間に隙間がなく、乳歯より大きな永久歯が生えるスペースが不足し、歯がデコボコに生えている児童が増えています。顎の骨が小さいのではなく、歯が内側に傾いたままだから起きているのです。
 これらを解決するには、乳幼児期に発育段階に合わせた適切な食べ方を学び、食べるための舌の働きをしっかりと育てることが大切です。
 そして、学童期に口の働きをよくするには、飲み物で流し込まないで、大きなものを前歯で噛み切り、奥歯でしっかり咬むことです。また、床面にしっかり踵を付けて正しい姿勢で食べることをお勧めします。

カムゾウくんによる咀嚼能率判定

  http://www.japanms.com/kamuzou-kun/
 口腔機能を調べるために、唾液量や反復唾液嚥下テスト、ガムによる咬合力判定、口蓋の海苔はがし時間、開口時間などを行っていました。今回、カムゾウくん(こんにゃくゼリー)を30秒間咬んでもらい判定する咀嚼能率を追加しました。視覚的に明らかになり、お子さんや父兄との共通理解が深まります。自宅での1分間咀嚼トレーニングにも使用します。比較することにより食姿勢の大切さも学べます。
 喉につまらせないように、見守りと十分な注意が必要です。食べてしまい判定できないこともあります。また、義歯装着者の判定にも有効です。

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サツマイモをはき出してしまいます

質問
 1歳過ぎても蒸かしたサツマイモを食べないで、はき出してしまうのですが、どうしたらよいでしょうか。奥歯はまだ生えていません。ジャガイモなど他の芋類も食べません。
子供の発達と保育士のかかわり研修 http://www.kojimashika.net/2010/10/post-557.html

回答
 芋類は本来なら、離乳が始まる頃(生後5、6月頃)から、すりこぎ棒ですり鉢で擦るなどすれば、食べられる物です。それでも、サツマイモはジャガイモと違い、水分を吸収しやすく、繊維もありますので、食べ難い面はあります。他の水分を少々混ぜてあげましょう。その過程を踏まなかったために、悪いイメージがついて食べるのを嫌がることもあるようです。焦らず時間を掛けて「美味しいね」と笑顔で接しましょう。

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しっかり噛む工夫

 軟らかいものばかり食べていると、口のまわりの筋肉をあまり使わず、口やその周囲の機能が育たない。噛む能力は生まれつき備わっているわけではなく、訓練によって身に付くものである。ほんの少し心がけるだけで、噛む回数はいくらでも増やすことができる。身近にある食材から考えながら選ぶ、あるいは調理法をほんの少し変えるだけで、噛む回数が自然に増え、無理なく噛めるようになる。

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摂食の基本と実習

講師 柴田 浩美
研修日 1998年 9 月 14日 10:00-13:00
場所  小島歯科医院
主催  スタディグループ健口家族
 食べるという行動はだれでも同じなので、自分自身のことを、よく知れば他の人にも通用する。障害があれば、そこだけカバーしてあげれば上手く食べられる。

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離乳食の進め方が早すぎるために逆に発達が遅れます

 生後7~8ヶ月、おすわりができる頃になりますと、舌の上下運動で上顎と舌でつぶして「もぐもぐ」食べるようになります。そして、9~11ヶ月、歯固め遊びをし始める頃になりますと、舌の左右運動ができるようになり、上下の歯ぐきで「かみかみ」つぶして食べるようになります。

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