口の健全な育成について

ポカン口が増えている

http://www.kojimashika.net/2008/11/post-151.html
 人は通常鼻呼吸で、激しい運動をした時にだけ補助的に口呼吸をする。しかし、最近、安静時でも口で呼吸し、ポカンと口を開け、山形の上唇をした子供が増えている。寝ている時やリラックスしている時に白い歯が見える。鼻呼吸が苦手で、インフルエンザにかかりやすい。赤ちゃんの上唇とそっくりな形をしていて、離乳期から幼児期に上唇を鍛えなかったことが原因だと考えられる。

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上顎6番が萌出してこない パート3

24.4.25.、床型エキスパンション.jpg 9歳になり、右上6番はわずかに萌出し、半年ほどで萌出が完了した。しかし、左上6番はなかなか萌出せず開窓術を施行し、Eの遠心部の削合や抜歯も行い、ようやく10歳後半に萌出を完了した。6番萌出遅延による5番のスペース不足をリンガルアーチにて解消し、そして、すべての装置から解放されて中学生を迎えた。今後も引き続き経過観察を行う。

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お口の働きを育てましょう

 最近、保育現場や小学校から「飲み物を用意しないと食べられない」「給食時間内に食べられない」「クチャクチャ音を立てて食べる」「イカのリングやパンの耳が食べられない」など多くの相談があります。
 また、小学校の歯科健診でも、歯と歯の間に隙間がなく、乳歯より大きな永久歯が生えるスペースが不足し、歯がデコボコに生えている児童が増えています。顎の骨が小さいのではなく、歯が内側に傾いたままだから起きているのです。
 これらを解決するには、乳幼児期に発育段階に合わせた適切な食べ方を学び、食べるための舌の働きをしっかりと育てることが大切です。
 そして、学童期に口の働きをよくするには、飲み物で流し込まないで、大きなものを前歯で噛み切り、奥歯でしっかり咬むことです。また、床面にしっかり踵を付けて正しい姿勢で食べることをお勧めします。

小児期の正常な口腔機能の獲得・成長を保険診療で

 パンの耳を食べない子供がいる。食べさせない保護者もいる。しっかり咬める子供は2割ほどしかいない。食べ物を喉につまらせたり、窒息する子供や高齢者も増えている。
 軟らかいものを好んで食べていると、咬む力だけではなく、口腔機能も育たない。咬んで食べるための、上下の歯の間に食べ物を乗せる舌の働きが発達していない。咬む能力は生まれつき備わっているわけではなく、訓練によって身に付くものである。ほんの少し心がけるだけで、咬む回数はいくらでも増やすことができる。身近にある食材を考えながら選ぶ、あるいは調理法をほんの少し変えるだけで、咬む回数が自然に増え、無理なく咬めるようになる。

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カムゾウくんによる咀嚼能率判定

  http://www.japanms.com/kamuzou-kun/
 口腔機能を調べるために、唾液量や反復唾液嚥下テスト、ガムによる咬合力判定、口蓋の海苔はがし時間、開口時間などを行っていました。今回、カムゾウくん(こんにゃくゼリー)を30秒間咬んでもらい判定する咀嚼能率を追加しました。視覚的に明らかになり、お子さんや父兄との共通理解が深まります。自宅での1分間咀嚼トレーニングにも使用します。比較することにより食姿勢の大切さも学べます。
 喉につまらせないように、見守りと十分な注意が必要です。食べてしまい判定できないこともあります。また、義歯装着者の判定にも有効です。

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添い乳の弊害について

質問 
 パンフレット『お口の機能を育てましょう』の読者から「添い乳の弊害について」の質問です。
 コラムの原本
 横になりながら授乳すること(添い乳)はお母さんにとっては楽ですが、子供のお口の機能に与える影響(添い乳の弊害)の面から、今後、検討される必要があるのではないかと私たちは考えています。
パンフレット『お口の機能を育てましょう―歯科医師からのメッセージ』
http://www.kojimashika.net/2013/06/post-1001.html

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上顎6番が萌出してこない パート2

上顎6番が萌出してこない パート2.jpg これまでの経過
 http://www.kojimashika.net/2010/12/post-641.html
 6番萌出後に歯列弓を拡大しようと、口腔機能訓練を続けてきたが、8歳になっても上顎6番は未萌出のままだった。そこで、直面する課題である上顎2番のスペース不足解消のために、床型エキスパンションによる側方拡大を提案し、本人・家族の協力を得て試みることになった。

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「萌出障害の咬合誘導」 

メモ
 これほど多くの萌出障害の系統だてた症例を体感することは初めてだった。1979年9月から2002年12月までの23年3か月の間に新潟大学小児歯科において萌出障害の処置を行った延べ701人、749歯の分析結果をもとにお話しされた。乳歯にも歯牙腫で萌出障害を起こすことや、根尖病巣のある乳歯抜歯が遅れると後継永久歯の歯根屈曲や萌出方向の異常を押し進めていくことが分かった。患者さんのためにも正確に事実を伝え、同意を得て必要な処置を適切な時期に実施していきたい。

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5歳児の下顎前突

5歳児の反対咬合②1.jpg 当院では幼児から小学生の食べる機能を支援している。食事の姿勢や食べ方、食形態、口唇閉鎖等々である。その中で、反対咬合ではムーシールド、歯の萌出スペース不足ではT4Kも一つの選択肢として考えている。一番の変化は舌の可動範囲増ではないかと思う。舌が口腔底によどんでいるような反対咬合の幼児に、ムーシールドを2,3ヶ月夜間に装着していると、舌尖が口蓋乳頭部にしっかり当てることができるようになり、舌打ちがうまくできるようになり、前歯部の被蓋が改善してくるようである。飲み物がなくても奥歯でしっかり噛んで食事ができるようになり、唾液の分泌量も増えていく。食事時間も短くなり、発音が明瞭になったり、口呼吸から鼻呼吸の変化もある。

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ポカンX

ポカンX.jpg上下の口唇が接触している感覚を養うトレーニング装置
 最近、熱中時に口をポカンと開けていたり、口唇に元気のない幼児や児童が増えているように思う。また、口呼吸の子どもたちも目につくようになった。そんな時に「ポカンX」を勧めている。テレビを観ている間などに30分ほど、家族揃ってそれを意識して唇で挟んでもらっている。一人ではなかなか続かないし、みんながおしゃべりしている時に辛いから。
 口唇をしっかり閉じて鼻呼吸することが、歯周疾患、歯列不全、アレルギー疾患の改善を手助けする。

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