相談質問コーナー

お口の働きを育てましょう

 最近、保育現場や小学校から「飲み物を用意しないと食べられない」「給食時間内に食べられない」「クチャクチャ音を立てて食べる」「イカのリングやパンの耳が食べられない」など多くの相談があります。
 また、小学校の歯科健診でも、歯と歯の間に隙間がなく、乳歯より大きな永久歯が生えるスペースが不足し、歯がデコボコに生えている児童が増えています。顎の骨が小さいのではなく、歯が内側に傾いたままだから起きているのです。
 これらを解決するには、乳幼児期に発育段階に合わせた適切な食べ方を学び、食べるための舌の働きをしっかりと育てることが大切です。
 そして、学童期に口の働きをよくするには、飲み物で流し込まないで、大きなものを前歯で噛み切り、奥歯でしっかり咬むことです。また、床面にしっかり踵を付けて正しい姿勢で食べることをお勧めします。

添い乳の弊害について

質問 
 パンフレット『お口の機能を育てましょう』の読者から「添い乳の弊害について」の質問です。
 コラムの原本
 横になりながら授乳すること(添い乳)はお母さんにとっては楽ですが、子供のお口の機能に与える影響(添い乳の弊害)の面から、今後、検討される必要があるのではないかと私たちは考えています。
パンフレット『お口の機能を育てましょう―歯科医師からのメッセージ』
http://www.kojimashika.net/2013/06/post-1001.html

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哺乳瓶でうまく飲めない

質問
 生後2か月の乳児を母乳で育てている母親です。来月からの仕事復帰に備えて保育園にあずけるための準備をしています。哺乳瓶で飲ませる練習をしていますが、うまく飲んでくれず困っています。どうしたらよいでしょうか。

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サツマイモをはき出してしまいます

質問
 1歳過ぎても蒸かしたサツマイモを食べないで、はき出してしまうのですが、どうしたらよいでしょうか。奥歯はまだ生えていません。ジャガイモなど他の芋類も食べません。
子供の発達と保育士のかかわり研修 http://www.kojimashika.net/2010/10/post-557.html

回答
 芋類は本来なら、離乳が始まる頃(生後5、6月頃)から、すりこぎ棒ですり鉢で擦るなどすれば、食べられる物です。それでも、サツマイモはジャガイモと違い、水分を吸収しやすく、繊維もありますので、食べ難い面はあります。他の水分を少々混ぜてあげましょう。その過程を踏まなかったために、悪いイメージがついて食べるのを嫌がることもあるようです。焦らず時間を掛けて「美味しいね」と笑顔で接しましょう。

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プロービングはなぜ必要なのでしょうか

プロービング.jpg プロービングは、歯と歯肉の境目の隙間に探針(プローブ)を挿入して、歯周炎の進行度合い(臨床的な歯周ポケットの深さや歯周組織の抵抗力)を調べる重要な検査です。プロービング・デプスは、解剖学的な歯周ポケットの深さと区別し、治療方針や予後の予想に役立ち、良くなっているか悪くなってきたかの目安になります。また、年齢も考慮しなければなりません。

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舌に生まれつき黒いアザ

【ご質問・ご相談など】
 生後1ヶ月の子供の母ですが、子供の舌に生まれつき黒いアザみたいなものがあります。1ヶ月検診の小児科医に紹介された皮膚科の先生は、このような症状を診たこともなく、原因も解りませんが、舌のカビでもなく、生まれつきのものなので、様子見ということになりました。他の病院でも診て頂いたほうがいいのでしょうか?このような症状、他にもありますか?教えて下さい。よろしくお願いします。

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入れ歯を入れると骨の出っ張り部が痛い

骨隆起1.jpg 舌側隆起は外骨症の一種であり、局所の骨質の発育異常によって生じると考えられ、病理組織学的には骨腫ではなく、層板骨の増殖からなっている。しかし、それは、入れ歯をつくる時に、大きさや疼痛の緩和策などの設計に大きな影響を与える。今回は外科的にそれを除去することにより、入れ歯を小さく片側だけにすることができた。また、将来的にも入れ歯の安定に役立つと思う。

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低体重児と口腔の関係

質問
低体重児と口腔の関係は、機能的なことや歯列形態のことで何かありますか? 

回答                                              
 噛む能力は生まれつき備わっているわけではなく、訓練によって身に付くものでです。ほんの少し心がけるだけで、口腔の機能や形態は、発達、成長していきます。低体重児で生まれても、咀嚼発達のレベルに応じた離乳食のかたさを順序正しく進めれば問題ありません。そして、もう一つ大切なことは楽しい食卓です。

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ドーピングと歯科治療

 国体に出場するのですが、歯の治療は差し支えないですか?
 歯科治療で使用される抗生剤、消炎鎮痛剤は、使用可能と思われます。念のために、その他の治療薬も含めてアンチドーピング 使用可能薬リストで確認してください。そして、競技種目や、新しい薬など詳しいことは、スポーツドクターや薬剤師に相談してください。問い合わせる時は、薬品名を正確に伝えてください。また、市販の複合薬には、十分注意してください。
参考として
アンチドーピング 使用可能薬リスト
http://www.jta-tennis.or.jp/doping_control/index/list_04/list.htm

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花粉症と口の渇き

 花粉症患者さんに抗ヒスタミン剤を使用しますと、直ちに唾液流量が激減する場合がある・・・と、友人の耳鼻科の先生からお聞きしたことがあるのですが、実際はどうなのでしょうか? 唾液と虫歯は切っても切れない関係がありますので。

アレルギー科医師からの回答
 抗ヒスタミン剤内服による口渇(時に排尿障害)は抗ヒスタミン剤が併せ持つ抗コリン作用に由来します。以前の(いわゆる第一世代とされる)抗ヒスタミン剤(ポララミン、タベジールなど)はかなり抗コリン作用が強いのですが、現在アレルギー性鼻炎におもに用いているもの(当院のラインナップで言うとアレグラ、タリオン、アゼプチン、アレロック、クラリチン、エバステル、アレジオン、ジルテックです)ではこの抗コリン作用はかなり軽減されています。もちろん抗コリン作用の現れ方にも個人差があり一概には言えませんが、実際には副作用として気になるのは眠気だけといってもいい感じです。蛇足ですが市販のお薬は眠気も強く抗コリン作用も強いものが多いので注意が必要です。医療機関で出すものより市販薬の方が副作用が強いという少し不思議な現象がみられます。

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